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しみについて

一口に「しみ」と言っても種類はさまざまで、治療法もそれぞれ変わってきます。皮膚科領域のレーザー療法が一般的となり、「しみはすべてレーザーで解決出来る」と思われがちですが、なかには悪化してしまうしみもあります。しみだと思っていたものが、実はあざや悪性腫瘍だったということもあるので、まずは肌をしっかり診断して、適切に対処していくことが大切です。


日光角化症

皮膚の前癌状態であり、放置すると有棘細胞癌へ進展します。顔や手首などの露光部に直径数mm~1cm程度の境界不明瞭な紅斑ができ、触るとザラザラした皮(鱗屑)がついています。老人性色素斑と間違われる場合もあります。治療は手術、凍結療法(液体窒素)、抗悪性腫瘍薬外用などがあります。


老人性色素斑

顔、手、腕、脚などに出てくるほぼ円形をした茶色のしみで、紫外線によるしみの代表格とも言えるのが「老人性色素斑」です。
このしみは、レーザー照射や光治療を用いて治療します。
メラニン色素の過剰生成によって生じたしみに、メラニンの黒い色素に反応する特殊な光を当て、メラニンを多く含む細胞だけを破壊することで治療・改善を目指します。破壊されたメラニン色素を含む細胞はかさぶたとなって剥がれ落ち、しみの無い新たな細胞に生まれ変わります。
また同時に、メラニンの合成を強力にブロックするハイドロキノンクリームの外用をセルフケアとして行うと、治療効果が高まりますし、再発もしにくくなります。


肝斑

眼の下から頬にかけて左右対称に出来ることが多いしみです。女性ホルモンのバランスの変化によって生じやすいとされ、妊娠や閉経を機に発症することもありますが、そのメカニズムはまだ明らかにされていません。
肝斑には、内服薬によってカラダの内側からはたらきかける治療がもっとも効果的と言われています。
内服薬の場合、その有効成分は、血流にのって皮膚の隅々まで届けられ、効果を発揮します。内服するものとしてはL-システイン、ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸が比較的効果的で予防効果もあるようです。
この内服薬のほか、当クリニックでは、美白剤としてハイドロキノン、高濃度リン酸型ビタミンC(プロビタミンC)ローション・クリームをすすめています。また、トランサミンによるイオン導入も効果的です。
レーザートーニングに関しては、治療後の再発傾向のためメンテナンス治療を永遠に行う可能性があり、また弱いレーザーで本当に表皮や真皮内のメラノソームを破壊できるのか学会でも意見が割れている状況です。当クリニックでは、今後の動向をみて導入を検討します。


後天性真皮メラノサイトーシス

頬の上部などに左右対称に多発することがよくあり、肝斑と勘違いされがちなしみです。20~30代になってから出現します。
肝斑や老人性色素斑、そばかすと混在していることも多く、そうなると判別がとても難しくなります。
治療法としては、Qスイッチレーザーがよく効きます。
当院では、Qスイッチ・短パルスの2つの発振モードを兼ね備えたIB101を導入しています。

Qスイッチでは後天性真皮メラノサイトーシスの他「太田母斑」、「異所性蒙古斑」、「扁平母斑」、「外傷性異物沈着症」など深在性色素病変の治療、短パルスでは「脂漏性角化症」、「老人性色素斑」など表在性色素病変の治療というように疾患に応じて、使い分けが可能な、世界に先駆けた先進機能です。

IB101のページはこちら≫


雀卵斑(そばかす)

体質の影響で小児期から出現する両頬に広がる小さな色素斑が、いわゆる「そばかす」です。紫外線の影響で大人になるにしたがって濃く目立ってくることが多いため、しみと思って治療を希望される方が多いようです。治療には、変化している組織を取り除いていく必要があり、レーザーやIPL(Intense Pulsed Light:レーザー光よりやさしい光線を用いる最先端の美容治療法)が第一選択の方法です。色素斑の数が多いため、IPLの方が処置後の管理が楽で、ストレスなく受けられます。


脂漏性角化症

老人性色素斑に似ていますが、年齢とともに少しずつ盛り上がってくるしみで、いわゆる皮膚の老化です。紫外線に当たる部分にできやすいですが、紫外線に当たらない部分にもできます。手のひらや足の裏にはできないようです。時間がたつと、正常な皮膚よりも高さがある腫瘍に変っていきます。皮膚を平らにすることが出来る、液体窒素(保険)や皮膚へのダメージの少ないサージトロン(ラジオ波)、メス切除(保険)、Qスイッチルビーレーザー(自費)などで治療します。ただし、皮膚悪性腫瘍との鑑別が難しい場合は、摘出して病理組織検査いたします。


診察前のお願い

診察の際は、化粧を落とした状態でお願いします。パウダールームがありますので、診察後ご利用ください。



クリニック概要

コスモス皮膚科

〒270-1350
千葉県印西市中央北1-1 APOLLO PLANT MALL 2階

電話番号:0476-47-0011

アクセス:北総線「千葉ニュータウン中央駅」徒歩4分

診療時間
10:30~13:00
(一般診療予約)
15:00~16:00
(完全予約)
15:00~18:00
(完全予約)
16:00~19:00
(一般診療予約)

混雑状況により、診療開始を早める場合があります。
通常の診療は一般予約枠内での診療となります。() 
※ 一般診療予約は、当日の朝7時からオンラインにて行っています。
※ 直接来院の受付は一般診察時間終了の15分前までです。
完全予約枠には外部からは予約を取ることができません。() 
  診察後に医師が手術、美容治療、各種検査のために予約を入れる枠です。

休診日:火曜日第2,4週、日曜日隔週。木曜日午前、祝日、学会参加日等
※Google検索の際に表示されます定休日に誤りがありますのでご注意下さい。
お手数ですが、コスモス皮膚科一般診療カレンダーでご確認下さい。
火曜日は第1,3,5週で診察を行っています。

コスモス皮膚科 診療カレンダー



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