一般皮膚科について

皮膚病は約500種以上あり、原因もいろいろで、外的因子によるもの、内的因子によるもの、加齢によるものなど、極めて多様です。簡単に治るものもありますが、根気よく気長につき合っていくものもあります。あまり知られていませんが命にかかわる皮膚病もあります。我々皮膚科医は、診断を正確にする必要があります。ダーモスコピーも含めた視診をはじめ、必要であれば血液検査や病理組織検査などを行います。なかにはクリニックで十分に治療できない疾患(悪性黒色腫、有棘細胞癌、基底細胞癌、血管肉腫、悪性リンパ腫、膠原病、水疱症、重症乾癬、血管炎、重症薬疹、サルコイドーシス、重症感染症など)もあります。そのような疾患は早期発見に努め大学病院などの専門病院へ適切な時期に紹介します。

下記によくみられる皮膚疾患について簡単に説明します。


アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、繰り返す慢性の湿疹と皮膚の乾燥が特徴的な皮膚疾患です。痒みが強いのですが、掻くとさらに悪化し、悪循環を招きますので、治療によって痒みを抑える必要があります。喘息のほか、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎のある家系に出やすい傾向があり、また、ダニや食べ物などのアレルギーが起きやすいのも、アトピー性皮膚炎の特徴です。乳児期、幼小児期、思春期・成人期の臨床症状に違いがあります。思春期、成人期においては、生活様式や行動範囲、人間関係などのパターンの多様化から増悪因子も多様で治療が難しくなってきます。アトピー性皮膚炎の治療にあたっては、患者さんの背景を考慮し、必要であれば血液検査などを行います。当クリニックでは、ステロイド剤、免疫抑制剤、保湿剤等の外用剤の正しい塗り方を指導します。内服では抗アレルギー剤、ステロイド剤、免疫抑制剤、漢方薬を使用しますが、不必要な薬剤の投与はひかえるようにします。

また、紫外線治療(ナローバンドUVB)(エキシマライトVTRAC)の適応があれば併用も行い、できるだけ副作用が少ない治療を目指しQuality of Life(生活の質)を高めるようにします。


湿疹

医学的に湿疹というと、原因によってよばれているもの、病態生理からよばれているもの、形態学的特徴によっているものなどさまざまありますが、ここでは一般的な湿疹に関して説明します。

皮膚科を受診される患者様に非常に多く見られる疾患です。ブツブツや小さな水疱、赤みなどが混ざって現れ、痒みもともないます

原因として考えられるものには、化粧品アレルギー、動植物アレルギー、金属アレルギー、食べ物アレルギーなどの各種アレルギーや、ダニ、ハウスダスト、薬疹、ウイルスなどがあります。湿疹・かぶれなどは痒みをともなうことが多いため、ついつい掻いてしまいがちです。しかし、掻いて治ることは無く、むしろ、掻くことによって患部をかき壊してしまい、化膿や悪化を招き、患部が拡大してさらに痒くなる、という悪化のサイクルに陥ることが少なくありません。痒みや炎症を抑える薬を上手に使って、こうしたサイクルを抑える必要があります。また、なぜ痒みが出現しているのか原因を追究していくことも重要です。原因検索のためにパッチテスト、血液検査などを行うこともあります。


じんま疹

痒みの強い、丸っぽい形をしたわずかに盛り上がったミミズ腫れが数分~24時間以内に出来て消えていく皮膚疾患をじんま疹と言い、4週間以内に治るものを急性じんま疹、それ以上続くものを慢性じんま疹と言います。

じんま疹の原因は、食べ物や内服薬、細菌やウイルスの感染などさまざまで、必要であれば血液検査IgE RAST法、一般血液検査等を行いますが、慢性じんま疹では原因が特定出来ないことが少なくありません。じんま疹の治療には抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤、H2ブロッカーなどを使います。

突発的に生じる顔面(特に口唇や眼瞼)の血管性浮腫もじんま疹の一種です。通常のじんま疹とは違い、軽快するには数日かかったりします。


水虫

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の一種が足の皮膚に入り込んで発症する疾患です。白癬菌の増えやすい夏に症状の悪化が多く見られるのが特徴で、足白癬は趾間型、小水疱型、角質増殖型に分類されます。
趾間型は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁り、痒いのが特徴です。
冬は症状が治まりますが、夏になるとまた再発し、2次的に細菌感染を併発しやすいタイプです。
小水疱型は、土踏まずや足の縁などに小水疱が多発します。これも夏に悪化し、痒みをともないます。
角質増殖型では、足の裏から縁にかけての広範囲で皮膚が厚くなり、冬の方が乾燥でひび割れ等を起こしやすいです。
診断は、顕微鏡検査や必要であれば真菌培養検査を依頼する場合もあります。

治療は病態に応じて、塗り薬や内服薬を使います。爪白癬の治療は、今まで内服薬が主体でしたが、新しく爪白癬用の外用薬が出ました。適応であれば処方致します。


イボ

イボウイルスの感染によって発症し、人から人へ感染し、うつったイボはいじるとどんどん増える傾向があります。
イボの治療としては、液体窒素療法、内服療法、外用療法による除去等を行います。

なかなか1回で治癒というわけにはいかず、定期的な通院が必要な場合が多いです。当クリニックでは患者さんにあった治療法を選択致します。自費治療を行う場合もあります。


たこ・魚の目

たこや魚の目は、足の特定の場所に継続的に圧力がかかって発症します。
たこは皮膚の表面の角質が部分的に肥厚したもので痛みはありません。魚の目は肥厚した部分にさらに圧がかかって硬くなり、芯をもっているため、歩くたびに刺激されて痛みが走ります。

注)足の裏によく出来るのが足底疣贅(そくていゆうぜい)という一種のイボで、これを魚の目と勘違いすることがあります。しかしこれはイボウイルス性の腫瘍であり、知らずに削ってかえって広がってしまうこともありますので、この鑑別をきちんとつけるためにも、皮膚科専門医への受診をお勧めします。


脂漏性皮膚炎

脂腺の多いところに生じる湿疹で、頭部や顔、胸背部などに出来やすいのが特徴です。新生児や乳児に多く見られますが、大きくなるにつれて自然に出来なくなって来ます。
一方、問題なのは中高年の方の場合で、頭、顔、耳にフケがしつこく出て、痒みもあり、非常に憂うつなものです。

原因としては皮脂の成分の質的異常であり、皮膚の機能の老化が関係しています。また、でんぷう菌(マラセチア)の感染が関与することがあり、脂漏性皮膚炎の治療としては、強過ぎないように気をつけながらもしっかり石鹸で洗うのが基本で、でんぷう菌に効く抗真菌剤を塗ります。炎症が強い時は、ステロイド軟膏を短期外用します。また悪化しないようスキンケアの継続が必要です。


ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染で起き、1型と2型の2種類のウイルスがあります。1型は主に顔に、2型は主に外陰部や臀部などにみられます。初感染で口内や外陰部に発疹が生じたときは高熱と激痛を伴うこともあります。
ヘルペスの治療としては、抗ウイルス剤の内服や外用を行います。発疹の出る前にチクチクする感じなどの予兆の出ることが多く、その時点で内服を始めると治りが早まります。
しかし、単純ヘルペスウイルスは神経節に入って潜伏するため薬で完全には除去することは出来ません。寝不足、疲労、風邪などによって免疫力が下がると増殖して再発しがちです。


帯状疱疹

水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって発症しますので、水痘(水ぼうそう)を経験した人にだけ起こります。
頭部から下肢までの間の片側の一定の神経支配領域に神経痛様の痛みをともなった小水泡が帯状に出来ます。顔に出来ると顔面神経麻痺、視力障害、内耳の障害によるめまい・耳鳴りなどが起こることがあります。
痛みに悩まされることが多く、帯状疱疹後疼痛として長い間痛みが残ってしまうことがあり、しかもこの痛みは治りにくく、それが問題です。
帯状疱疹は、いち早く皮膚科を受診して早く治すことが大切で、これにより帯状疱疹後疼痛の発生頻度を少なくすることが出来ます。
顔面にできた場合や皮膚症状の範囲の広い患者さんは入院の必要性が高いので大学病院などの専門病院へ紹介します。



クリニック概要

コスモス皮膚科

〒270-1350 千葉県印西市中央北2-1-3 サンクタス1F

電話番号:0476-47-0011

アクセス:北総線「千葉ニュータウン中央駅」徒歩1分

診療時間
10:30~13:00
(一般診療予約)
15:00~16:00
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(完全予約)
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(一般診療予約)

通常の診療は一般診療予約枠内での診療となります。
※ 一般診療予約は、当日の朝7時からオンラインにて行っています。
※ 直接来院の受付は一般診察時間終了の15分前までです。
完全予約枠には外部からは予約をとることができません。
  診察後に医師が手術、美容治療、各種検査のために予約を入れる枠です。

休診日:火曜第1,3,5週、日曜第2,4週、木曜午前、祝日



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