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巻き爪について

巻き爪とは

爪が内側に巻き込んで痛みや炎症を伴う状態を「巻き爪」といいます。彎曲の程度によって、軽度、中等度、重度と識別されることがあります。

  • 巻き爪矯正

    軽度

  • 巻き爪矯正

    中等度

  • 巻き爪矯正

    重度

巻き爪の原因
  • 窮屈な靴やハイヒール
  • 圧迫の強いストッキングや靴下
  • 歩行量の不足
  • 外反母趾
  • 末節骨の変形
  • 乾癬や爪白癬等の皮膚疾患
    など、巻き爪の原因は多岐にわたります。

巻き爪の治療法

矯正具を用いた巻き爪の治療

巻き爪の治療の1つとして、ワイヤーなどの爪矯正具を用いた矯正治療が行われています。
特殊な金属で作られた器具を爪に取り付けることにより、徐々に爪の形を矯正する方法です。
矯正治療は、爪が伸びる期間を考慮して、通常、8~12週間にわたって爪矯正具を装着して治療をします。1回の矯正治療で改善が不十分な場合には、何回も爪矯正具の装着を続けなければならず、改善までに3~6ヵ月を要する場合もあります。当院では「コレクティオワイヤー」と「巻き爪マイスター」をご用意しています。

コレクティオワイヤー法

コレクティオワイヤー法とは、深爪が原因の「陥入爪」や異常に湾曲してくる「巻き爪」を、自然で健康な爪へと導くワイヤーによる矯正方法です。爪の両端にワイヤーを引っ掛けて巻き上げることにより、爪の両端を広げることが出来ます。母趾以外の幅の狭い爪にも矯正可能です。ワイヤーを安定させるコーティング部が小さく、見た目にも美しい矯正具です。日常生活にも支障が出ないので、お仕事をされている方にも安心して施術できます。また、巻き爪に悩まれている方は短く切り込んでいるケースが多いのですが、巻き爪矯正コレクティオはこのような方にも施術可能です。通常は麻酔なしで施術可能ですが、痛みがある場合は麻酔を使用することも可能です。爪の状態によっては 装着いただけない場合もあります。(例:爪周囲に炎症を伴う方、爪がもろい方など、その他医師の判断で施術できない場合もあります)

コレクティオワイヤー法

※ワイヤーの出っ張りは切除し、ゲルでコーティングしますので、日常生活に支障はありません。

コレクティオワイヤー法

交換時期

施術から1~3ヶ月間は矯正力が持続するので、効果的な矯正が可能です。爪が伸びると共に、コレクティオワイヤーも爪の遠位部へと移動し、爪の先端まで移動すると強制力が弱くなって、自然に脱落します。(先端近くまで移動したら受診して頂き、ワイヤーを除去いたします)

巻き爪マイスター

コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤーの弾性力を利用し、爪の彎曲を矯正します。コイルばねの伸縮性によって、比較的短時間で爪側縁部に装着が可能です。超弾性合金ワイヤーはコイルで抱合されているため、安全性にも考慮された設計になっております。コイルばねに内蔵されている超弾性合金ワイヤーが、巻き爪に対し、持続的に矯正効果を発揮します。ワイヤーをコイルで抱合している設計のため、安全性にも配慮されています。また、コイルばねの伸縮によって、比較的短時間で処置が済みます。低侵襲の医療機器ですので、通常であれば、装着時に麻酔をする必要はありません。
爪の状態によっては装着いただけない場合もあります。(例:爪周囲に炎症を伴う方、あまりにも爪を短く切られている方(深爪の方)、爪がもろい方、爪の厚さが薄い方、その他医師の判断で施術できない場合もあります)

巻き爪マイスターの装着例

巻き爪マイスターの装着例

交換時期

2週間~3ヶ月の連続装着を想定しています。爪が伸びてきたら、むやみに触らず、装着したまま 医療機関を受診してください。留置性に問題がなければ、巻き爪マイスターを爪の根元側にスライドさせて、引き続き装着いただけます。

巻き爪マイスターの構造

巻き爪マイスターの構造

彎曲に沿った爪の横幅(図のa)が14-16mmの方はSSサイズ、17-19mmの方はSサイズ、20-22mmの方はMサイズ、23-25mmの方はLサイズを使用します。
*爪の横幅が14-25mmの範囲を大きく外れる場合は装着いただけません。

日常生活の注意点
  • 巻き爪マイスターの注意点
    巻き爪マイスターが装着された爪の表面を医療用のテープなどで可能な限り保護することをおすすめします。*テープは衛生面を考慮し、入浴時などに取り換えてください。
  • コレクティオ・巻き爪マイスター共通の注意点
    装着したまま入浴いただいて構いませんが、矯正具が外れないよう石鹸などでやさしく 洗浄し、入浴後はよく乾かして清潔を保つようにしてください。
    爪に大きな負荷がかかるスポ―ツ(水泳、サッカーなど)は出来る限り控えてください。矯正具が外れる可能性があります(外れてしまった場合、ご自身で装着しようとはせず、再度、 医療機関を受診してください)。
リネイル

2023年4月から使えるようになった、巻き爪矯正具による治療効果を向上させる外用薬です。
本剤は、アセチルシステインを有効成分とするゲル剤です。アセチルシステインは、爪の構成成分であるケラチンに含まれるシステインのジスルフィド結合※1を開裂し、爪の構造を変化させることで爪を軟化させると考えられています。巻き爪マイスターと併用することによって矯正具の装着期間を短縮すると共に、爪矯正具を外した後の矯正効果の維持も期待できます。
※1爪甲のケラチンはジスルフィド結合により固く結びついています。

方法

爪矯正具を装着した巻き爪の爪甲全体に、本剤を適量塗布し、約24時間後に洗い流します。
本剤は皮膚に付着すると刺激になることがあるため、塗る前にマスキングテープで周囲の皮膚を保護します。
さらに塗布後はカバーテープで覆います。
※薬剤の塗布や保護テープの貼付は医師または看護師が行います。

爪矯正具併用下での本剤の作用機序(イメージ図)

爪矯正具併用下での本剤の作用機序(イメージ図)

治療前

爪甲のケラチンはジスルフィド結合により固く結びついている。

本剤散布

本剤を塗布すると、ケラチンに含まれるジスルフィド結合が還元されて開裂し、爪が軟化する。

軟化した爪を矯正

軟化した爪に矯正具が作用する。

形を保ったまま爪が再硬化

本剤除去後、矯正された状態を保ったまま爪が再硬化することで、
巻き爪に対して持続的な治療効果を示すと考えられる。

料金

別途:自費の初診料3,300円  再診料1,100円  麻酔代:1,500円(必要時)

施術(1ヵ所) 料金
コレクティオ 7,700円
巻き爪マイスター 3,300円(ワイヤー)+2,200円(手技料)
合計5,500円(税込)
巻き爪マイスター+リネイル 3,300円(ワイヤー)+2,200円(手技料)
3,300円(リネイル)+2,200円(手技料)
合計11,000円(税込)
3TO(VHO) 10,000円

陥入爪について

陥入爪とは、足の指にある爪が大きく湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。巻き爪は、見た目が悪くなってしまうだけのことと、侮ってはいけません。巻き爪が進行すると、肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込んでいき、次第に激しい痛みを引き起こすようになります。さらに、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合さえあるのです。
また、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫や膝痛、腰痛の原因になるケースもあります。


陥入爪の治療法

陥入爪の治療法には、「手術療法」と「保存療法」の2種類があります。

手術療法

手術療法は、「変形した爪を爪母(そうぼ=爪の付け根の部分)からなくしてしまえば、変形した爪は生えてこない」という考え方に基づいて行われる治療法です。

内側に捲くれ込んだ爪と爪床と爪母の部分をメスで切り取る「鬼塚法」や、巻き込んだ爪のみを切除し、爪床と爪母に約90%のフェノールを染み込ませた綿棒で爪母を焼いてしまうフェノール法がよく行われます。

◎ 鬼塚法とフェノール法

鬼塚法は術後の痛みが強いのが欠点で、フェノール法は鬼塚法に比べて痛みが軽くなります。いずれの方法も、巻き爪のクセを治す「矯正療法」と比較すれば、短期間で治療が終わるメリットがあります。しかし、爪の幅の狭小化、術後の痛みや、しばらく入浴を控える必要があるなど、日常生活に一定の制限がかかってきます。また、時には再発したり、爪の変形が見られたりする場合があります。
以前はよく行われていましたが長期観察しますと爪を温存する保存療法の方が手術療法よりトラブルが少ないことが分かってきました。当クリニックでは症状をみて治療法を選択していきます。

保存療法

保存療法には昔から行われている「テーピング」、「コットンパッキング」と、手術に代わる方法として注目されている「矯正療法」があります。

◎ テーピング

正しいテーピングの仕方を当クリニックでは指導致します。正しいテーピングにより改善する患者さんは多いです。テーピングは治療の基本となります。爪の切り方も重要ですので、あわせて指導致します。

◎ コットンパッキング

軽度の巻き爪であれば、コットンパッキングを行います。巻き爪を起こした爪の両端と、その下の皮膚の間に、コットン(綿)を小さく丸めて挿入します。これだけでも、ある程度の痛みはやわらぎますが、効果があるのは軽度の巻き爪の場合に限られます。

◎ ドイツ3TO(VHO)式巻き爪矯正術(自費)

VHOとはドイツ人のメディカル・フスフレーガーのエルヴィラ・オストホルト氏によって開発された巻き爪矯正技術につけられた名称です。爪の両端をワイヤーで引っ掛けて爪の真ん中で引っ掛けたワイヤーを巻き上げる巻き爪・陥入爪の矯正法です。ライセンス取得のためにセミナーを受講する必要があり、講師はドイツよりライセンス授与資格者が招聘されます。

◎ コレクティオ(自費)

3TO(VHO)と同じように爪の両端にワイヤーを引っ掛け、ねじり上げ、強い矯正力が保てます。



クリニック概要

コスモス皮膚科

〒270-1350
千葉県印西市中央北1-1 APOLLO PLANT MALL 2階

電話番号:0476-47-0011

アクセス:北総線「千葉ニュータウン中央駅」徒歩4分

診療時間
10:30~13:00
(一般診療予約)
15:00~16:00
(完全予約)
15:00~18:00
(完全予約)
16:00~19:00
(一般診療予約)

混雑状況により、診療開始を早める場合があります。
通常の診療は一般予約枠内での診療となります。() 
※ 一般診療予約は、当日の朝7時からオンラインにて行っています。
※ 直接来院の受付は一般診察時間終了の15分前までです。
完全予約枠には外部からは予約を取ることができません。() 
  診察後に医師が手術、美容治療、各種検査のために予約を入れる枠です。

休診日:火曜日第2,4週、日曜日隔週。木曜日午前、祝日、学会参加日等
※Google検索の際に表示されます定休日に誤りがありますのでご注意下さい。
お手数ですが、コスモス皮膚科一般診療カレンダーでご確認下さい。
火曜日は第1,3,5週で診察を行っています。

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